夢の設計方法

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こんにちは。
みのりです。
今日は、夢(目標)の話をしたいと思います。
ざっくりいうと、
 
ハッキリと夢をイメージ出来ている人 vs 方向性だけ決まっている人
 
というような構図のお話です。
 
ここでは、未来像、目標、将来の夢は
『将来のなりたい姿』という括りくりとして、ほぼ同義として”夢”として扱いたいと思います。
大それた夢がない人も、目標くらいの感じで読んでいただければ嬉しいです。
 
そして今日の話は短期的ではなくて3年以上先の夢の話だと思ってくださいませ!
 
 

未来が読めなすぎる時代

 
これまで、というか数年前までのビジネス書には未来(夢)の解像度が高い方が良いと書かれてる印象があります。
 
会社の研修など、ビジネス教育の観点でみても
「10年後の自分のなりたい姿から逆算して今を過ごそう」みたいなことが多く見受けられます。
 
そして僕もそれが正しいと思って生きてきました。
僕は新卒の時に読んだゴールドビジョンという本の影響をとても受けていて、
そこにも、ビジョン(夢)の解像度が高くなることで現実になりやすくなる。
といった内容が書かれています。
 
 
 
例えばワールドカップ優勝🏆を将来の夢にするなら、 優勝トロフィーを掲げている自分を想像した時に、カメラからみているような客観視ではなく、表彰台からの景色をイメージ出来るようにした方が良い。
みたいなことが書かれていた気がします。
 
ただ、最近は、
「いくら未来(夢)の解像度を高めても、思い通りに言ってる人を見たことがない」という意見も見るようになりました。
それよりはざっくりとした方向性(自分のあり方)だけ決めてあとは身を任せつつ頑張るくらいがちょうどいいのではないか。
みたいな意見です。
 
僕の頭の中の正解とはズレていたのですが、
「確かに僕も思い通りに行ってないな」と思いました。
 
そういえば、今年の年始に書いた記事で
「年始の目標立てても、たぶん半年後くらいに途中経過みて全然出来てなくてたぶん諦めるから意味なくない?」というのを言ってたんですが、まさにそれは人生軸でも一緒じゃない?って話だと思います。
 
例えば、僕の2年前に立てた目標では、
「一年後にはTikTok30万人、noteの有料会員300人を目指そう!」と思っていたわけですが、完全に挫折しています。
 
その代わりにマジシャンとしてや、ビジネスマンとしての経験の幅はかなり増えてきました。
向かうべき方向性はそこまで変わっていないのに、具体の部分はめちゃくちゃ変わっているわけです。(不本意でもある)
 
また夢の解像度が高くても、その夢が実質的に可能かどうかはわかりません。
 
例えば、30歳までにこの会社で部長に昇進する!みたいな目標(夢)を立てても、 コロナみたいなので会社が吹き飛ぶかもしれないので、自分の影響の範囲外での事象によって夢が破れてしまうかもしれません。
 
大谷翔平の高校生時代のマンダラチャートが話題になって、意識の高い若手はあれを真似したくなるかもしれませんが、スポーツの世界は具体で表しやすいです。
それは人の能力は飛躍的に向上しないからです。
今メジャーに行われているスポーツは10年後も大きく変わってないことが予想できます。
2008年のWBCと2023年のWBCは大会全体での実力はあまり変わらないし、
オリンピックの100m走は15年後も9秒台で争っているでしょう。
 
一方実社会、特にビジネスでは昨日の正解が崩れ落ちます。
2008年のガラケーとiPhone15Proでは実力が違いすぎる感じです。
 
なので、具体に落としすぎた将来は根底から変わる可能性が高くなりすぎます。
じゃあやっぱり、将来の夢は抽象的でいいのか。というとまたそうとも言えない気がします。

夢の置き所

 
ということで、僕の中の結論の話には入ります。
 
 
まず将来の夢って内側外側があって、
内側ってのは、
「カッコいい男でありたい!」
「毎日笑顔でいたい!」など
他人が介入しない自分の解釈です。
 
 
外側は
「WBCに出場したい」
「株式会社サイバーエージェントの社長になりたい」など
外から見てもわかるような事実です。
 
内側の部分の夢の場合は、解像度が高い方がいいと思います。
カッコいい男ってなんだろう。
どうやったら笑顔で入れるだろう。
みたいに深掘りして、
そして「大切な人たちと一緒に喜びを分かち合えれば笑顔になれそうだ」というところまで解像度を高めておきます。
 
 
一方外側は少し抽象的にした方が崩れにくくていいと思います。
 
例えばサイバーエージェントの社長は、不可能ではないかもしれませんが、
世界に一つしか席はない上に、越えるべきハードルもめちゃくちゃ高いです。
 
さらにいうとサイバーエージェントがずっと目指し続けたい対象になるかもわかりません。
「サイバーエージェントの社長になりたいのか」
「IT分野の大手の社長になりたいのか」
「年収が億いくような社長になりたいのか」
「単に社長になりたいのか」
はたまた
「年収があれば社長じゃなくていいのか」
みたいなことを考えます。
 
少し抽象的にしておくと、
「それをどうやって達成するのか」の手段の部分は時代に合わせて変えていけるはずです。
 
そうすると
例えば、「映画界の巨匠になる」という具体すぎる夢は、
「出来るだけ多くの人に自分の制作した映像で新しいエンタメを届ける」
みたいに形を変えるので、
「あーじゃあTikTokでショートムービークリエイターやろうかな」みたいな、前段の夢では選べなかった手段を選ぶことも出来る感じです。
 
ということで、内側は深掘りして、解釈から事実に移動させる。 外側は抽象化して、手段が選べるくらいの抽象的な事実に移動させる。
くらいがいいんじゃないかなーと思いました!
 
 
以上!
それではまたー!